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高齢者にとっての入浴の重要性

身体の自由が利かない高齢者にとって「入浴」は身体を清潔に保つだけにとどまらない、精神面の効用も期待できる重要な生活習慣です。清潔の保持、健康効果、安眠効果、気分転換などたくさんの効用が期待できる「入浴」をできるだけ多数機会を作ってあげたいものですね。

ではまず「身体を清潔に保つ」意味について考えてみましょう。高齢者の場合、多くの方は皮膚が薄く弱くなっているため、非常に脆く傷つきやすくなっています。その結果として、様々な菌に感染しやすくなっているのです。したがって、高齢者は若い世代よりも清潔に保つよう注意する必要があります。そして何より高齢者自身にとって「入浴は気持ちがよい」ということは大切なことです。

また、介護する側にとっては、皮膚の状態を観察するよい機会になります。床ずれやかぶれ、湿疹など、皮膚炎の前兆でもある皮膚の赤みや、乾燥度合などについて、高齢者の方の気持ちを刺激することなく自然にチェックすることができるのです。体重減少や、関節の変形など普段は衣服に隠れて見えない部分の変化にも気付くことができるのも入浴時ですよね。

そして、身体を清潔に保ち「身だしなみが整えられている」と自覚できることは、高齢者の方の日々の暮らしに張りを持たせることにつながります。身だしなみが整っていないと、外出や人と会うことがおっくうになってしまうことは、若い世代であっても同じですよね?対人関係が消極的になると、とたんに気持ちが暗くなるものなのです。

高齢者の身だしなみとして「髪の手入れ」「ひげの手入れ」「爪の手入れ」に気を付けてあげたいですね。入浴時ならさりげなく手入れを提案することも可能です。
そして「身体を清潔に保つ」以外にも、入浴によって、血行が良くなり、よく眠れるといった効用も生まれます。このように、要介護者にとって入浴介助は非常に需要が高いといえるでしょう。